「私は」と書くと読者は遠ざかる

読まれる文章と、読まれなくなる文章

本作りを通じて感じたことだが、「私は」が多く出てくる本は読まれない。だから著者に「私は」を「あなたは」に置き換えて書き直してくださいと依頼する。たとえば、「私には嬉しい誤算だった」を「あなたがその場に居たら、余りの意外性に大喜びしてくれただろう」と置き換えてもらう。


名文が、必ずしもいい文章とは限らない

確かに文章としては「私には嬉しい誤算」の方がスッキリしているし文章としても回りくどくない。それでもこの駄文とも思える文章の方が、著者の一方的な感想から、読む人も参加した文章へと変わる。


相手の視点で書き進めるだけでいい

実はこれ「視点取得」というんだけど、相手目線に立って見たり感じたりする方法の応用だ。読んでもらえる文章って、カッコいい名文よりも、読み手の気持ちと言葉で表現することなんだよ。


…………… 今日の一言 ……………

名文必ずしも良文ならず、駄文必ずしも悪文ならず


ところで

オフィシャルHPもあります

原稿の書き方

編集者、経営者、NHKのコメンテーター、国会議員や芸能人の執筆代行など、本作りに関わるいろいろな仕事をしてきました。誰もが情報の発信者になれる時代を迎え、伝わる文章を書くコツを教えます。なーに、簡単ですよ。小学生だって文章を書いています。ちょっとしたヒントで、駄文も名文に代わります。

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